マインドを上手に使うためには、意識的なゴール設定がとても大切です。
もちろんそのゴールは、現状の外に何の前提条件もなく自由に設定する事が大前提です。
今回はゴールの設定方法については語りません。
設定方法のヒントは過去記事でもいくつか書いているので詳しくはそちらをご覧ください。
今現在何か悩み事や不安、不満があるのであれば、その解決にはゴールが使えます。
ゴールを設定すると何が起こるかというと、実は抽象度が上がります。
抽象度が上がると、「今」起きている物事を俯瞰的に、より整合的に見ることができます。
今起きている悩みや不満を、「今」を基準に考えると抽象度が低すぎてなかなか解決ができません。
なぜなら情報量が多すぎるからです。
人を関数で表現するなら情報量が多すぎることは致命的です。計算が間に合わずオーバーフローが発生します。
また抽象度が低く、計算が追いつかない程大量の情報に囲まれると、その世界はランダムにしか見えません。
でも抽象度を上げると情報量が減り、物事が整合的に見え始めます。
そもそも今目の前で起きている悩みや不満は、ある情報に対して自分自身がどう反応するかの結果でしかありません。
自我が持つ重要性関数を通過した値がどうであるかいうだけの話です。
その重要性関数は、「今」を基準とする限り、なかなか変わる事はないでしょう。
なぜなら変える理由がないからです。
重要性関数は、過去の記憶、経験が積み重なってできているため、なかなか強固なものです。
「じゃ、変~えよ!」て思って気軽に変えられる程、お手軽なものではありません。
では、どうすると変わるでしょう?
変えなければいけない必要性を与えればいいだけです。そう、現状の外にゴール設定をすればいいのです。
そして確信をする事です。「宝くじがあたるといいなぁ」というほのぼのとした状態ではなく、確信です。
この確信が重要性関数をガラッと書き換え、抽象度も自然に上がります。
そうすると、今ままでゴチャゴチャしている様にしか見えなかった物事が、突然整合的に見えるようになります。
「今」起きている抽象度の低い現象を過去の自我(重要性関数)を含めて俯瞰的に見れるようになります。
物事が俯瞰的に、そして整合的に観れたら、その悩みや不満はもう解決したも同然です。
後は観えた現象を、ゴールを基準に少ない情報量で計算し、必要な事を実行するだけです。
そして自我(重要性関数)が変われば、またゴールも徐々に変わります。
(自然に変わらなければ、意図的に変えていきます。ゴールも手段でしかありませんので。)
よく知られた事ですが、抽象度の階段は下からコツコツと積み上げても決してあがれません。
情報量が多すぎて計算ができないからです。
抽象度の階段は一気にあがらなければいけません。(あがるというより「飛ぶ」かな)
階段を一気に飛ぶには、1にも2にも現状外のゴールです。
現状外にゴールを設定する事で抽象度もあがり、そのゴールの世界(=未来)から現在(=今)を俯瞰する事で、今問題だと想定している物事の解決方法が振ってきます。
(思い付くとか、ひらめく、無意識が教えてくれるといってもいいです)
もし、今悩みや不満があり、それに囚われている自分がとても嫌なら、常に未来(ゴールの世界)から今(現在)を観るようにご自身を変えてください。
変える方法は簡単です。
「今からそういう自分だと決める」
これだけです。
今を司る自我でさえ、自分が創り出した情報の1つでしかありませんから。いくらでも変えられます。
必要なのは現状外のゴール。そして確信です。
あなたも今から真のゴールライフに突き進んでください。
目の前のつまらない現象に囚われない、ひたすらゴール基準のワクワクした毎日が続きますよ。
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