我々は日々のほとんどを無意識で行動しています。
ご飯を食べるときに、箸を右手で持ち親指の第1関節を動かして支えつつ中様筋他の筋肉で人差し指をまげつつ…。
こんなことを一々意識に上げながら行動しませんよね。
無意識で一連の流れを行うと思います。これをフレームといいます。
フレームは自分で選択が可能です。
意図的に選ばなければ、無意識が記憶の中から適切なものを選択してくれます。
「意図的に選ばなければ」とさらりと書きましたが、意図的に選ぶのは意外に大変です。
特に既存フレームが強く固まっている場合はなかなか変えられません。
肩こりが酷くて…腰痛が…という方の多くは、このフレームの選択を間違え、それが強く固まっていたりします。
例えば慣れた箸の持ち方を矯正したり、猫背の人が姿勢を正したりするのは結構難しいですよね。わざわざ肩が凝るような座り方をしたり、腰痛をおこすような身体の使い方をするなど、全て自分が選んだフレームの結果であるため、不都合なら変えればいいだけですが、なかなか言うは易く行うは難しでうまくいきません。
おかげで町中にマッサージ屋とかが溢れかえってます。
ではフレームを変えるにはどうしたらいいでしょう?
まずはゴール設定です。
いつも書いてますが、無意識はゴールに向けて動きだします。
「もちろん臨場感がある方に」ですが。
ゴールが決まると手段が浮かんできます。
「とりあえず何でもいいから今この肩こりを解消したい」という低いゴールを設定すれば、お金を握りしめてマッサージ屋に向かう可能性が高いでしょう。
これも悪くない選択です。他力本願で楽ちんです。難点は日持ちしないためお金がかかる事でしょうか。
もし「肩こりと永遠におさらばし、もっと動ける身体を作り上げ、○○にも挑戦できる最高の乗り物へ変革する」のような先のある高いゴールを持つと、浮かんでくる手段も変わってくるでしょう。
スコトマが外れ、身体の正しい知識を得るために勉強をはじめたり、身体の治し方を根本から教えてくれる指導者を探したり…ゴールがないと想像さえしないような選択肢もどんどん出てきそうです。
フレームの選択が簡単に実感できる事の一つに、例えば前屈などがあります。
前屈苦手な人、結構多いですよね。
原因は身体の固さだと思っていませんか?
残念ながら実はフレームの選択が間違っているのが大きな原因です。
(身体に大きな欠陥が無い限りは)
正しいフレームを選択できるようになると、前屈が劇的に変化します。
どれくらいかと言うと、丁度手のひら一つ分地面から浮いていたのが、地面に手のひらがつくくらいまで一気に進む感じです。+17cmから-17cmへ。
やることは、正しい知識と股関節から折るという正しいフレームを選択するだけ。
言うと簡単ですが、ゴール無しで手段から入り単純にhave toを重ねると、なかなか良いフレームの選択にたどりつけません。
何故か遠回りの変なフレームに向かいはじめたりもします。
まずはwant toでゴールを設定する。そうすると短期間で正しい知識と結果がでる手段が目の前に飛び出してきます。
ゴール設定してそこに向かうクセがつくと、実感しやすいですね。
身体は物理ですが、操作するのは情報(脳)になります。
もちろんフレームは情報なので、脳が選択します。
ゴールを設定し臨場感を持たせると、正しい(ゴールに向かうという意味で)フレームを選択しやすくなります。
もし身体の不調でお悩みなら、高きゴールを設定して、さっさと窮屈な身体からおさらばしていきましょう。
☆4月下旬 「はじめてのゴール設定」セミナー開催予定☆
お楽しみに!
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