「因果」について少し考えてみます。
「因果」、「原因と結果」ですね。
~広辞苑より <引用開始>~
(1)〔仏〕
(ア)直接的原因(因)と間接的条件(縁)との組合せによってさまざまの結果(果)を生起すること。今昔物語集(4)「仏法を悟り―を知りて極楽に往生する」
(イ)特に、善悪の業(ごう)によってそれに相当する果報を招くこと。また、その法則性。太平記(2)「―に依つて田夫は沙門と生れ、蛙は波羅奈国の大王と生れ」
(ウ)悪業の果報である不幸な状態。不運なめぐり合せ。昨日は今日の物語「いかなる―にて我らはかやうにあさましき事や」。「これも―とあきらめる」「―な話」
(2)原因と結果。
~<引用おわり>~
「原因」は○○したから、××が起こるというニュアンスですね。
例えば、
甘い物食べすぎたから太った。
イライラしたから蹴飛ばした。
みたいな感じでしょうか。
因果を考える時、みなさんはどちらを先に考えますか?
おそらく、上記に上げた「○○ したから、△△ が起きた」というように、原因が先で結果が後ではないでしょうか?
いわゆる「原因」が「結果」を引き起こすという考えですね。
その考え方からいくと、恐らく原因の後ろに付く言葉は「○○ のせいで△△になった」「○○ のおかげで△△になった」のように受動的になる事が多くなるのではないでしょうか。
逆に「結果」が「原因」を引き起こすと考えるとどうなるでしょう。
この考え方でいくと、恐らく「△△をするために○○をした」「△△と考えたから○○をした」のように能動的になる事が多くなるのではないでしょうか。
ちょっとした事ですが、大きな違いだと思いませんか?
別に言葉遊びをしたいわけではありません。
果を得るために行動すると、より前向きに、ポジティブに物事をとらえる事ができるようになります。
結果、因の原因を外(他人、環境)に求める事が少なくなります。
因をベースに行動すると、後ろ向きとまでは言いませんが、ネガティブに物事をとらえる事も多くなりますね。
因の原因を自分ではなく、外(他人、環境)に見いだそうとし始めます。
因の原因を外ではなく、内(自分自身)に見いだせば、ストレスも減り他にもいい事たくさんありますが、何故か多くの人は因の原因を外に求めます。
あなたも身に覚えがありませんか?
(自分もちょっと前までその傾向がありましたので…自省)
「因の原因」。ちょっとややこしい表現ですみませんが、ニュアンスは伝わりますよね。
で、細かく書きはじめると止まらなくなるので、ここらでシメに入ります。(^^;)
因と果の範囲は広いので、とりあえずマインドの使い方の中で言うと、果をゴールに、因を手段に置き換えてもらえると分かりやすいと思います。
「手段があるからゴールが決まる」のではなく、「ゴールがあるから手段がある(手段が見える言った方が正確ですね)」という事です。
ゴールに向かう手段であれば、一々外に何かを求めませんし、気にもなりません。
※「心から望む」が大事ですけど今回は詳細を割愛します
でもゴールもなく(雰囲気程度のゴールはあったりしますが..)手段が先にあると、その手段の原因等を常に外に外に求めていきます。
果てしなくて疲れますし、ストレスも相当溜まります。しかも気づけば現在地。時間だけは過ぎていた….。
悲しいですね。いやですね。
それは嫌だと思ったあなた! では、今から楽しくなりましょう。
まずはゴールを決めて(創って)確信して、それから手段を見つけてガンガン進んでいきましょう。
手段の永久ループに包み込まれないように気をつけてくださいね。
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